このページでは、キーワード学習のやり方、キーワードの抽出方法などを解説します。
キーワード学習とは?
キーワード学習とは、過去問、最近のトピックス、白書などからキーワードとなるような語句を抽出します。そして、そのキーワードについて、
①概要(簡単な説明、現状など)
②原理、構成
③特徴(メリット、デメリット)
④課題
⑤問題点
⑥解決策
⑦応用例、適用事例
⑧今後の展望
などをA4用紙1枚にまとめる学習方法を言います。
抽出するキーワード数は、部門によって異なりますが、100〜300個程度を目安にするといいでしょう。
(著者の場合、電気電子部門の電気応用で受験しましたが、最終的に101個のキーワードを作成しました)
キーワード学習のメリット
①概要、②原理・構成、③特徴はⅡ−1、Ⅱ−2の対策になります。
④課題、⑤問題点、⑥解決策、⑦応用例・適用事例、⑧今後の展望は、Ⅰ、Ⅲの対策になります。
つまり、キーワード学習で、全科目の対策を一度に行うことができます。
キーワードの抽出方法
必須科目の問題は、日本が抱える課題を問題のテーマにしており、技術部門の目線で解答することが求められています。
(例えば、地球温暖化、技術者不足、自然災害、Society5.0、SDGsなど。一部例外もあり)
一方、選択科目の問題は、技術部門が抱える課題を問題のテーマにしており、選択科目(専門分野)の目線で解答することが求められています。
(電気電子部門の場合、例えば、自動運転技術、設備の老朽更新、再生可能エネルギーなど。一部例外もあり)
必須科目のキーワード抽出
まず、Ⅰの問題からキーワードを抽出してみましょう。サンプルとして、令和4年度の電気電子部門の過去問からキーワードを抽出してみます。
キーワード:技術者不足、遠隔医療
選択科目のキーワード抽出
次に、Ⅱ、Ⅲの問題からキーワードを抽出してみましょう。サンプルとして、令和4年度の電気電子部門(電気応用)の過去問からキーワードを抽出してみます。
キーワード(Ⅱ−1): 電磁調理器、飛行時間計測、LiDAR、熱電効果、パワーエレクトロニクス、フィルムコンデンサ、アルミ電解コンデンサ
キーワード(Ⅱ−2): 列車の無人運転、逆走防止システム、受配電設備、密閉型開閉装置、絶縁支持碍子
キーワード(Ⅲ): 大型誘導電動機、ITS(高度道路交通システム)、自動車の運転支援システム
キーワード学習のサンプル
著者が受験時に作成したキーワード集のサンプルです。
題材は電力線通信とLRT。テーマによって書けいない箇所もありますが、そのような場合は空白でOKです。
また、図表などは手書きでも描けるよう、シンプルなものにしましょう。
キーワード一覧
各部門の必須科目や技術部門別のキーワードを掲載しています。
キーワードは、過去問、白書、雑誌などから選定しています。
一部のキーワードには、簡単な解説を掲載しています。
勉強の参考にしてみてください。