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(技術士キーワード)RFID

2023年1月16日

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概要

 Radio Frequency IDentificationの略で、電磁波を用いてICタグの情報を非接触で読み書きする技術のことをいいます。

 バーコードでは、タグを一つ一つ読み取る必要がありますが、RFIDでは一括で読み取ることが可能です。

 交通系ICカードや、カードキー、セルフレジ、商品の棚卸しなどで使用されています。

構成

 ①ワンチップIC(集積回路)

 ②アンテナコイル

 ③読取り、書き取り装置

で構成されています。

原理

 ①RFIDアンテナから電磁波を送信

 ②ICタグのアンテナで電波を受信

 ③ICチップ内のコード情報を信号化し、アンテナから送信

 ④RFIDのアンテナで信号を受信

 ⑤RFIDの制御部を介して、モバイル端末やPCなどへ情報を転送

種類

種類LF帯HF帯UHF帯マイクロ波帯
周波数帯135kHz以下13.56MHz900MHz2.45GHz
通信方式電磁誘導電磁誘導電波電波
通信範囲〜10cm〜50cm〜数m〜数m
金属の影響少ない少ない大きい
特徴通信範囲が狭い
小型化が困難
環境に左右されにくい
LF帯に比べて小型化が可能
環境に左右されにくい
通信範囲が広い
環境に左右される場合がある
通信範囲が広い
電波干渉の恐れあり
活用事例スマートキー交通系ICカード
個人認証
物流、在庫管理
RFIDの種類

特徴

メリット

 ①読取り範囲内にある複数のICタグを一括で読み取ることができる

 ②数m〜十数m離れていても読み取ることができる

 ③ICタグのコード情報を読み取っているため、バーコードで発生する印字部の汚れによる読取り不良が発生しない

 ④箱の外側から読み取ることができる

 ⑤データの書き換えが容易である

デメリット

 ①導入時のコスト(イニシャルコスト)が高い

 ②水や金属により電磁波が吸収・拡散されてしまう

 ③何かしらのミスで読取りができない場合、タグを特定することが難しい



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