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(技術士キーワード)BEMS

2022年11月23日

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概要

  Building and Energy Management System(ビルエネルギー管理システム)を略してBEMSといいます。

 建物に設置された設備や機器の運転データ、エネルギー使用量を蓄積・解析し、効率よく制御することで、エネルギー消費量を最適化、低減する手法をいいます。

構成

BAS

 Building Automation System(ビル設備集中監視制御システム)を略してBASといいます。

 ビル内の各設備の監視制御を行い、各種センサーなどから情報を収集します。

EMS

 Energy Management System(エネルギー管理システム)を略してEMSといいます。

 BASから収集したデータをもとに、エネルギー消費を最適化します。

各種センサー

 人感センサー、温度センサー、照度センサー、カメラなどが用いられます。

特徴

①ビル全体から排出される二酸化炭素を削減することができます。

②エネルギーの見える化により、省エネ(節電)が可能です。

BEMSの多目的化

DR対応

 DRとは、デマンドレスポンスのことをいいます。

 つまり、電力の使用抑制を促し、ピーク時の電力消費を抑え、電力の安定供給を図ります。

BCP対応

 BCPとは、事業継続計画のことをいいます。

BCPの詳細はこちら

 BEMSの導入により、災害などの緊急事態が発生したときに、企業の損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図ることができます。

ZEB

  Net Zero Energy Buildingの略で、太陽光、蓄電池、高効率照明、高効率空調などを導入し、BEMSとの結合を図ります。



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