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(技術士キーワード)カーボンニュートラル

2022年12月1日

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概要

 温室効果ガス(二酸化炭素など)の「排出量」から植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、実質的にゼロにすることをいいます。

 カーボンニュートラルを達成するためには、
  ①温室効果ガスの排出量の削減
  ②温室効果ガスの吸収作用の保全及び強化
を行う必要があります。

 日本では、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しています。

 林野庁の報告によると、
  ①1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、2017年の場合、4,480kg
  ③これを吸収するためには、40年生のスギ509本分が必要

取組内容

①再生可能エネルギーの活用

②住宅・建物の省エネルギーの導入

③蓄電池等として活用可能な電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車の活用

④資源循環の高度化

政府組織

 2022年7月、脱炭素化社会実現に向けた社会や産業構造の変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」を協力にすすめるため、GX実行推進担当大臣を新設しました。

白書

エネルギー白書2022 第2章カーボンニュートラル実現に向けた課題と対応
 第1節 脱炭素を巡る世界の動向
 第2節 脱炭素実現に向けた日本の対応

エネルギー白書2021 第2章カーボンニュートラル実現に向けた課題と対応
 第1節 エネルギーをめぐる情勢の変化
 第2節 諸外国における脱炭素化の動向
 第3節 2050年カーボンニュートラルに向けた我が国の課題と取組



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