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(技術士キーワード)送電鉄塔

2022年11月30日

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概要

 架空送電線路を支えるための構造物をいいます。

 日本では、約24万基の送電鉄塔が建植されています。

種類

四角鉄塔

 日本国内で多く見られる鉄塔。

 塔体が四角同形のため、設計、制作を効率的に行える。

 強度は電線路方向と直角方向に対して等しくなるよう設計される。

方形鉄塔

 水平配列を用いて、塔体の相対する面が同形で、酒家重方向の塔体幅を広くし、軽量化した鉄塔。

 電線路方向と垂直方向では強度が異なる。

えぼし形鉄塔

 水平配列に用い、ウエスト部より下部を四面同形にした鉄塔。

 超高圧送電線や雪の多い山岳地の1回線用として用いられる。

 脚部は四角または方形鉄塔である。

門形鉄塔

 鉄道や動をなどをまたいで使用される場合に用いる鉄塔。

 骨組みが門形で構成され、中区の構造を持つ。

構成材料

山形鋼

 鉄塔規模が小さく風荷重の影響が小さい鉄塔に用いられる。

鋼管鉄塔

 作用荷重が大きく等辺山形鋼の最大サイズで対応できない鉄塔や、超高圧の懸垂鉄塔など風荷重の影響が大きい鉄塔に用いられる。

 中空鋼管鉄塔:塔体の主な構成部材に中空鋼管を用いた鉄塔

 コンクリート充てん鋼管鉄塔:主柱材の鋼管にコンクリートを充てんさせた鉄塔

環境対策

形状による対策

 送電線が市街地、都市公園、幹線道路などの周辺を通過する場合は、形状に工夫を凝らした環境調和タイプの鉄塔が採用されている。

 現在は、モノポールタイプ、2〜4本柱ラーメン構造、4柱トラス構造に分類される。

 通常のトラス鉄塔に比べてコストが高い。
 (モノポールタイプ、ラーメン構造で3〜5倍。4柱トラス構造で2倍程度)

色彩による対策

 送電線が国立公園やその周辺を通過する場合、景観対策としてまわりの景色に溶け込み、目立たない塗色をしている。

 亜鉛メッキ表面に薬品処理を行い、低光沢化を図る方法が採用されている。




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