概要
Home Energy Management System(家庭内エネルギー管理システム)を略してHEMSといいます。
家庭内のエネルギー最適化と国全体のエネルギー需給の最適化を同時に目指します。
構成
①家庭内機器の情報集約
ホームネットワークを利用して多用な機器の稼働状況を集約
②家庭外との情報連携
スマートメーターを介して、電力会社と使用量、節電要請を渡受
③情報処理
家庭全体のエネルギー消費量、CO2排出量低減のための最適化演算
④需要家への情報提供
省エネ行動推進のため、稼働機器情報、使用電力量を提示
⑤機器制御
最適化演算結果により、HEMSが直接制動
特徴
①エネルギーの見える化により、電気の無駄遣いを把握できる。その結果、節電でき、電気代の節約となる。
②外出時でもタブレット端末やPCから遠隔操作ができ、自動制御も可能となる。その結果、より快適な住宅環境を構築できる。
留意点
①HEMSに対応した機器が少ないため、HEMS導入と同時に家電などの買い替えが必要となる。
※HEMSに接続する場合、経済産業省が推奨する「ECHONET Lite」という規格に対応している必要がある。
②導入費用と、導入後削減できるエネルギーの費用を比較すると、大差がない(コストメリットが小さい)。
情報通信白書
令和4年度版の情報通信白書に、HEMSの記事があります。
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