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(技術士キーワード)可視光通信

2022年11月25日

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概要

 人間の目で見える光の波長(360nm〜780nm)を用いた通信方式のことをいいます。

 LED照明や有機EL照明の登場により、照明が通信インフラになるという観点から、実用化が推進されています。

特徴

メリット

①情報の発信源、送信先が直接わかるので、取り扱いが容易

②意図しない場所への光漏れの検出、遮断が容易

③生体への影響がないため安全で、他の機器に悪影響を与えない

デメリット

①ノイズ干渉の影響が大きい

②見通し距離できないと通信が困難

③指向性が強いため、発光部と受光部の精密な位置合わせが必要

展望

Li-Fi

 Light Fidelityの略で、可視光を用いた無線技術のことをいいます。

 電波障害を起こさないため、旅客機、病院内、原子力発電所など、電子機器の使用に注意を要する場所でも使用可能です。

 また、理論値で最大220Gbpsの速度でデータ転送が可能なため、Wi-Fi6よりも超高速通信を実現できます。

ITSへの応用

 高度道路交通システム(ITS)への応用も期待されています。ITSの詳細は別ページで説明しています。

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 近年、道路上にはLEDを用いた道路照明、情報板、交通信号機などが普及しています。これらの光を用いて、道路側から車上への情報提供が可能となります。

 また、車のLEDテールランプから情報を発信することで、車間距離や事故情報を後続車へ伝達することも可能となります。



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