
技術士二次試験の口頭試験は、筆記試験合格後に行われる最終試験です。試験時間は限られていますが、受験申込書、業務内容の詳細、筆記試験答案、技術者倫理、継続研さんなど、準備すべき内容は多くあります。
このページでは、口頭試験対策をどの順番で進めればよいかを整理します。試験日程の確認から、経歴書の見直し、Q&A集の作成、模擬面接まで、実践的な準備手順を確認しましょう。
この記事でわかること
- 口頭試験対策を始めるタイミング
- 経歴書・業務内容の詳細の見直し方
- 筆記試験答案を振り返る理由
- 技術者倫理・継続研さんの整理方法
- Q&A集と模擬面接の活用方法
口頭試験対策は何から始めるべきか
口頭試験対策は、筆記試験の合格発表後すぐに始めるのが理想です。口頭試験の日時は変更できないため、まずは試験日程、仕事の予定、移動手段、必要に応じた宿泊先を確認します。
そのうえで、受験申込書や業務内容の詳細を見直し、口頭試験で問われるコンピテンシーに沿って回答を整理していきます。
最初に確認すること
- 口頭試験の日程と試験時間
- 仕事や私用の予定調整
- 会場までの交通経路
- 遠方受験の場合の宿泊先
- 模擬面接や対策講座の予約
口頭試験対策の全体ロードマップ
口頭試験対策は、やみくもに想定質問を暗記するのではなく、順番を決めて準備することが大切です。
まずは試験日程を確保し、その後、経歴書・業務内容の詳細、筆記試験答案、技術者倫理、継続研さん、Q&A集、模擬面接の順に準備を進めましょう。
口頭試験対策の流れ
- 試験日程とスケジュールを確保する
- 経歴書・業務内容の詳細を肉付けする
- 筆記試験答案を振り返る
- 技術者倫理と継続研さんを整理する
- Q&A集を作成する
- 模擬面接で実践練習する
STEP1:試験日程とスケジュールを確保する
筆記試験の合格通知を確認したら、まずは口頭試験の日程・時間・会場を確認します。口頭試験の日時は変更できないため、仕事や私用の予定を早めに調整しましょう。
- 試験日・試験時間を確認する
- 仕事の休暇申請を行う
- 会場までの交通経路を確認する
- 遠方の場合は宿泊先を確保する
- 模擬面接や対策講座の予約を検討する
STEP2:経歴書・業務内容の詳細を肉付けする
口頭試験では、受験申込書に記載した業務経歴や業務内容の詳細をもとに質問されます。提出した内容を読み返し、質問されたときに具体的に説明できるように準備します。
- 業務の目的と背景を整理する
- 自分の立場・役割を説明できるようにする
- 課題、解決策、成果を整理する
- コミュニケーションやリーダーシップの発揮場面を確認する
- 評価・マネジメントにつながる内容を補足する
STEP3:筆記試験答案を振り返る
口頭試験では、業務経歴だけでなく、筆記試験答案を踏まえて質問される場合があります。特に、十分に書き切れなかった内容や、今なら改善できる点を整理しておきましょう。
- 必須科目Ⅰの課題抽出と解決策を見直す
- 選択科目Ⅱ-1の専門知識を確認する
- 選択科目Ⅱ-2の業務手順・留意点・工夫点を見直す
- 選択科目Ⅲの課題解決の流れを整理する
- 不足していた視点や訂正案を準備する
STEP4:技術者倫理と継続研さんを整理する
技術者倫理と継続研さんは、技術士としての適格性を確認する重要な項目です。知識として覚えるだけでなく、自分の業務や今後の行動に結びつけて説明できるようにしておきます。
- 3義務2責務を説明できるようにする
- 公衆の安全・健康・福利を最優先に考える
- 倫理違反を見つけた場合の対応を整理する
- これまでの継続研さんを整理する
- 技術士取得後のCPD活動の方針を考える
STEP5:Q&A集を作成する
経歴書、筆記答案、技術者倫理、継続研さんの整理ができたら、想定質問に対するQ&A集を作成します。最初から完璧な回答にする必要はありません。答えやすい質問から整理し、少しずつ修正していきましょう。
- 想定質問をコンピテンシーごとに整理する
- 回答は結論から書く
- 長文にしすぎない
- 自分の業務経験と結びつける
- 声に出して不自然でない表現に直す
STEP6:模擬面接で実践練習する
Q&A集を作成したら、模擬面接で実際に声に出して回答します。文章で整理した内容でも、口頭で話すと長くなったり、伝わりにくかったりすることがあります。
- 質問に対して結論から答えられているか
- 回答が長くなりすぎていないか
- 業務経験とコンピテンシーがつながっているか
- 聞き取りやすい声で話せているか
- 落ち着いた態度で受け答えできているか
口頭試験本番で意識したいポイント
口頭試験本番では、準備した内容をすべて話そうとするのではなく、質問に対して簡潔に答えることが大切です。
質問の内容がわからない場合は、無理に答えず、必要に応じて確認しましょう。また、試験官と意見が異なる場合でも、議論で言い負かそうとせず、冷静に受け止める姿勢が重要です。
本番で意識したいこと
- 質問を最後まで聞く
- 結論から簡潔に答える
- 聞かれていないことまで話しすぎない
- 質問の意味が不明な場合は確認する
- 試験官と議論しない
- 聞き取りやすい声で堂々と答える
次に確認したい口頭試験対策
口頭試験の基礎知識
試験時間、当日の流れ、注意点を確認します。
口頭試験で問われるコンピテンシー
実務能力・適格性の確認項目を整理します。
口頭試験の想定質問集
実務能力、倫理、継続研さんなどの質問例を確認します。
口頭試験の準備に不安がある方へ

口頭試験では、回答内容だけでなく、説明の順番、話し方、質問への受け答え方も重要です。想定質問を準備していても、実際に声に出して答えると、うまく説明できないことがあります。
本番前に第三者から質問を受け、回答のわかりやすさや改善点を確認しておくと安心です。口頭試験に向けて実践的に練習したい方は、模擬面接サービスもご活用ください。