技術士二次試験の試験直前チェックリスト

技術士二次試験の直前期は、新しい知識を増やすことよりも、これまで準備してきた内容を本番で使える形に整えることが大切です。

試験本番では、知識があっても、問題文の条件を読み落としたり、答案構成が崩れたり、時間配分を誤ったりすると、思うように得点につながらないことがあります。

このページでは、技術士二次試験の前日・当日に確認しておきたいポイントを、チェックリスト形式で整理します。

試験直前の最終確認として、問題文の読み取り、答案構成、時間配分、文章作法、見直しの観点から確認してみてください。

試験直前に確認したいこと

技術士二次試験の直前期は、細かい知識を新しく覚えるよりも、答案で大きく崩れないための確認が重要です。

特に、次の項目は本番前に確認しておきたいポイントです。

問題文の条件を読み落とさない

試験本番では、最初に問題文の条件を正確に確認することが大切です。

問題文には、答案で触れるべき条件や制約が示されていることがあります。これらを読み落とすと、一般論の答案になってしまい、設問に十分答えられていない印象になります。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 対象となる技術分野や業務の条件を確認する
  • 「課題」「解決策」「リスク」「対応策」など、問われている内容を分けて確認する
  • 設問番号ごとに、何を書くべきかを整理する
  • 問題文にある条件を答案の中に反映する
  • 自分の専門分野に寄せすぎず、設問で求められている範囲に合わせる

問題文を読んだら、すぐに書き始めるのではなく、まずは設問ごとに答える内容を整理することが大切です。

答案の骨子を作ってから書き始める

答案を書き始める前に、簡単な骨子を作ると、内容の抜けや重複を防ぎやすくなります。

骨子を作らずに書き始めると、途中で話が広がりすぎたり、最後に書くべき内容のスペースが足りなくなったりすることがあります。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 設問ごとに見出しを決める
  • 書く順番を先に決める
  • 課題、解決策、リスク、対応策を混ぜない
  • 各項目にどの程度の分量を書くか決める
  • 最後まで書き切れる構成にする

答案の骨子は、細かく作り込みすぎる必要はありません。何を、どの順番で、どの程度書くかを決めるだけでも、答案全体が整理されやすくなります。

見出しを使って読みやすくする

技術士二次試験の答案では、採点者が内容を追いやすいように、見出しを使って整理することが大切です。

見出しがない答案は、どこに何が書かれているのか分かりにくくなります。特に、複数の設問に答える場合は、見出しを使って答案の構成を明確にした方が読みやすくなります。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 設問番号に対応した見出しを付ける
  • 課題、解決策、リスク、対応策を分けて書く
  • 見出しと本文の内容を一致させる
  • 見出しだけで答案の流れが分かるようにする
  • 見出しを長くしすぎない

見出しは、答案を整理するための目印です。内容を詰め込むのではなく、本文で何を書くのかが分かる程度に簡潔にまとめるとよいです。

「必要である」だけで終わらせない

技術士二次試験の答案では、「〇〇が必要である」という表現を使うことがあります。

しかし、「必要である」だけで終わる文章が続くと、理由や具体的な対応が不足している印象になりやすいです。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • なぜ必要なのかを書く
  • どのように実施するのかを書く
  • 実施する目的を書く
  • 期待される効果を書く
  • リスクがある場合は対応策を書く

例えば、「関係者との調整が必要である」と書くだけでは、誰と何を調整するのかが分かりません。

「関係者との調整が必要である」と書く場合は、関係者、調整内容、調整方法まで整理すると、実務を意識した答案になりやすくなります。

一文を長くしすぎない

試験本番では、焦って一文が長くなりがちです。

一文が長くなると、主語と述語の関係が分かりにくくなり、読みづらい答案になります。内容がよくても、文章が複雑すぎると伝わりにくくなります。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 一文に内容を詰め込みすぎない
  • 主語と述語の関係を分かりやすくする
  • 接続語を使いすぎない
  • 同じ文末表現を連続させすぎない
  • 読点が多くなりすぎた文は分ける

答案では、難しい表現を使うよりも、内容が正確に伝わる文章を意識することが大切です。

時間配分を決めておく

技術士二次試験では、時間配分も重要です。

1つの設問に時間を使いすぎると、後半の設問が十分に書けなくなることがあります。試験本番では、書く内容だけでなく、どの時間で何をするかも決めておくと安心です。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 問題文を読む時間を決める
  • 骨子を作る時間を決める
  • 各設問に使う時間を決める
  • 最後の見直し時間を残す
  • 途中で詰まった場合の判断基準を決める

すべてを完璧に書こうとするより、設問全体にバランスよく答えることを意識した方が、答案としてまとまりやすくなります。

最後に見直す項目を決めておく

試験本番では、最後の見直し時間も重要です。

見直しでは、内容を大きく書き直すよりも、設問漏れや表現の不自然さを確認することを優先します。

確認したいポイントは次のとおりです。

チェックポイント

  • 設問で問われた内容にすべて答えているか
  • 問題文の条件を答案に反映しているか
  • 見出しと本文の内容がずれていないか
  • 誤字脱字がないか
  • 文末表現が不自然になっていないか
  • 同じ表現を繰り返しすぎていないか
  • 最後まで読み切れる答案になっているか

見直しでは、細かい表現だけでなく、設問に答えられているかを優先して確認しましょう。

前日に確認したいこと

試験前日は、新しい内容を無理に増やすよりも、本番で使う考え方や書き方を確認することをおすすめします。

前日に確認したいことは次のとおりです。

前日に確認したいこと

  • 答案の基本構成を確認する
  • よく使う見出しの形を確認する
  • 時間配分を確認する
  • 文章作法を確認する
  • 自分が間違えやすい表現を確認する
  • 受験票や筆記用具などの持ち物を確認する
  • 試験会場までの移動時間を確認する

前日は不安になりやすいですが、直前に多くのことを詰め込むより、本番で落ち着いて書くための準備を整えることが大切です。

当日に確認したいこと

試験当日は、問題文を落ち着いて読み、設問に合わせて答案を書くことを意識しましょう。

当日に確認したいことは次のとおりです。

当日に確認したいこと

  • 問題文を最後まで読む
  • 設問番号ごとに問われている内容を確認する
  • 書き始める前に簡単な骨子を作る
  • 時間配分を意識する
  • 見出しを付けて答案を整理する
  • 理由や具体策を省略しない
  • 最後に設問漏れを確認する

本番では、焦ってすぐに書き始めないことが大切です。

まずは問題文を読み、何を答えるべきかを整理してから、答案を書き始めましょう。

試験直前の確認に使いたい関連ページ

技術士二次試験の直前対策では、答案の内容だけでなく、文章作法や答案用紙の使い方も確認しておくと安心です。

以下のページもあわせて確認してみてください。

技術士二次試験 筆記試験対策

 論文構成、骨子法、キーワード学習、時間配分など、技術士二次試験の筆記試験対策を総合的に確認できます。

筆記試験対策を見る

技術士二次試験の文章作法

 常体、句読点、一文一意、表記の統一など、答案を読みやすくするための文章作法を確認できます。

文章作法を見る

技術士二次試験の答案用紙の使い方

 答案用紙の構成、文字数の考え方、見出しの使い方など、本番前に確認しておきたい書き方を整理しています。

答案用紙の使い方を見る

まとめ

技術士二次試験の直前期は、新しい知識を増やすことよりも、答案で大きく崩れないための確認が大切です。

特に、問題文の読み取り、答案構成、時間配分、文章作法、見直しの項目は、試験本番の出来に大きく関わります。

試験本番では、焦らずに問題文を読み、設問に合わせて答案を整理することを意識しましょう。

このページのチェック項目を、前日や当日の最終確認に活用してください。